シビック君とSVP

《M》

5月22日(土)

週末は泊りで二子。初日の天気が非常に悪く、ミストの中を登ることになった。私が任侠の後の目標にしていた「振り返るな」もY花がターゲットにしていた「龍勢」も、濡れてて登れる状態ではなかったので、いつも一日の最後に隙間産業的に触って跳ね返されていたルートにフォーカスし、さっさと収穫して宿題をなくす方向に走った。
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最初のターゲットは「ころがるシビック君(5.12a)」。又聞きなので確証はないのだが、開拓者の内藤さんが開拓当時にシビックで滑って回転したことからこの名前が付いたと聞いている。それはさておき、このルートはクリップが4本しかない短かしい系のルートで、荻パンにあったら多分難しめの4級ぐらいにグレーディングされる紐付きボルダーだ。このエリアにいるとついつい垂直な壁だと錯覚してしまうこの壁も、雨後にコルネから滴り落ちる水が向かう先を考えると、垂直より30度ぐらいは傾いていそうだ。

取りつきパートはホールドが大きいので比較的とっつきやすいのだが、勝手に垂壁だと思い込んで正対引き付けで強引に行こうとすると全然できない。「この手の壁は被っているから、キョンで体重殺しながら距離を出し、その繰り返しで上まで行けばいいのだ」と、テクニカルな女性陣に散々言われてきたはずなのに、その真理が最近までわからず今の今まで登れずじまいで放置してきてしまった。先週久ぶりに触ったら、なぜかキョンがバシバシ決まるようになり「そうかわかった」と、アハ体験をしながらこの日のためにヌンチャクを残置しておいた。今日は一回目で登るぞと息巻いてきたのに、結局手順の変更を数回強いられ、その日だけで4回もトライした末にようやくRPをした。Y花の方も、ミストでほとんど上部が見えない中、隣にある県立二子高校(12a)をRP。その後、私はSVPを狙いに行くも、シビックくんのトライで意外と疲れてしまったのか、7ピン目辺りであえなく撃沈してその日は終了。放置してきたルートの一つが回収できたのは良かったのだが、二子における振りとかキョンとかの技の大切さが何にもわかっていないことに今さらながら気付かされ、それと同時に一皮剥けて目が覚めた一日となった。

5月23日(日)

翌日の日曜日は、空いているのをいいことに触り放題の唐獅子を2回ほどトライ。核心に至るまでで十分難しいのだが、ここは何とかなる気がした。しかし問題はやはり核心部。左手を止めるどころか、出すこともできずに降りた。その後は、最近よく手を出しているSVP。
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【SVPを登る私 photo by chieさん】
もっと早く登るつもりでいたのになかなか登らせてもらえず、この日2回目のトライでようやくRP。自身の登りがどうとかいう前に、このルートとても面白く素晴らしい。星が一つしかついていない意味がよく分からないが、多くの人から聞く通り、とても良いルートだと思いました。登れて嬉しい。

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