転校生

《ゆ》
7月14-16日 New River Gorge, WV
だいぶ前の話な上に写真も撮ってないけど、 New River Gorgeに行ってきた。メンバーはいつも行っているジムPRGの常連さん。ルートの外岩メンバーに割って入るのってなかなか難しいのよねー、、というわけで、これまで泊まりの外岩はつい敬遠してしまっていたが、勇気を出して私も参加したーい!といって連れてってもらいました。

アメリカってすごく多様性があって開放的なイメージがあると思うけど、西海岸と東海岸、南部、都市VS田舎等地域で全然違うらしい。東海岸は割と保守的で私の住んでいるエリアは本当に田舎なので、地元の人はずっと地元にいる感じで、若干転校生気分を味わってる。子供の頃、父の転勤でたくさん転校したけど、転校した最初らへんってこんな気分だったなー。

特に最初の頃は英語がわからないので、話しかけるのは結構ためらった。

「そういえば最初の頃は「Do you climb ?」「Yes」くらいしか意思疎通とれなかったよねー(笑)。進化したね」

とか言われたが、そんなにひどかったかしら。
New River Gorgeまでの道中は7時間くらいなのだが、アメリカ人は長距離運転に非常に強く、車のオーナーが行きも帰りも全部運転してくれた。しかも、ガソリン代とかETC代もおおらかで「高速代いくらかかってるか、一回も見たことがないから知らない。いいよ払わなくて」とか言ってくる。3人乗ってるんだから割り勘しようといって無理矢理払ったが、長距離運転もガス代もあまり気にしていないらしい。

そういえば、アメリカに着たばかりの頃ガソリンスタンドでタイヤの空気を入れようと思ったが、空気入れの使い方もわからず、25セントしか受け付けないのに小銭がなくて困っていたら、トラックに乗っていた人がやってきて、25セントを入れて支払いしてささささーーっと空気を入れてくれた。「1ドル札あるから払います」というと、「アメリカ男子は困っている女性がいたら助けるものなのだ。お礼はいらないぜ!」的なことを言って颯爽と去っていった。どう考えてもたくましすぎるアメリカ女性に対して、今でもレディーファースト文化が残っているのは不思議なものだが、「アメリカ男子たるもの、こうあるべき」みたいなものがあるらしい。

他にアメリカ人でびっくりするのは、「アメリカ大好き!!」なこと。こんなに自国のこと好きな人々も少ないんじゃないだろうか。そして他の国にそれほど興味がないのか、裕福な人でも驚くほどパスポートを持っていない。「これまで行った外国は?」と聞くと、「ハワイに行ったくらいかな」との返答。
「ハワイはアメリカだし!」
自国のことは大好きなのでたくさん旅しており、車でアメリカ大陸横断とか平気でしていたりする。

というわけで、道中とキャンプは楽しかったが、クライミングはダメだったなー。初日はMeadow River Gorge、二日目はSumersvilleに行ったが、グレーディングは前回主に行ったEndless Wallに比べるとだいぶマイルドで良かった。
Lower Medowエリア 
5.11D   Cat Food 2回やったのに登れず。
5.12A  Gato オンサイトできず。がっくし。でも一緒にいた女の子が初12A 達成
Summerville, Coliseum エリア
5.12B  Tabacco Road オンサイト。余力あり。。
というわけで、グレード逆だろーと思った。

Summervilleは禁止されているがDeep Water Soloで有名で、夏はみんなクライミングした後湖に飛び込むことになっている。この日も3時くらいまでクライミングをした後、湖に飛び込んでみんなバシャバシャ泳いで、ぬれた服のまま帰路に着いた。濡れてもへっちゃらなところもアメリカンだなー。

郷に入っては郷に従え。私もアメリカ人にならって、飛び込んでおいた。

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