外岩症候群

《ゆ》
 4月15日(土) Birdsboro, PA
先週は、Streak 5.13Aというルートを触ってみたのだが、あと一手で完登できず。クライミングはもうどうでもいいようなことを言ってたくせに、帰路の途中では「来週またBirdsboro行く人いる?」とパートナー探しに必死になっていた。というわけで、今週は安定の外岩クライマー、グレッグが一緒に登ってくれることになり、無事岩場に到着。

アップでヌンチャクをかけて、2便目であっさり完登。やったー!Streakは前半が5.10で、後半25手くらいが適度にしんどいストレニルートで、最後は難しくないけど遠い一手で終了点なので、登っている姿は見栄えが大変良い。この岩場の目玉商品の一つ。このルートが二子にあったら、5.12にされちゃうかもなーとは思うけど、二子がおかしいという説もあるし、ここはアメリカなので素直に喜んでおく。

調子にのって、先週StreakをレッドポイントしたグレッグとStreakの派生ルート、Opposing Gravity 5.13B~C(多分この岩場の感覚だとBくらい)をお触り。カチカチを耐えて登るendurance系のルートで、ムーブは解決したが、つなげて登るのが難しそうだ。グレッグは後1日あれば登れそうなところまでムーブができていた。

4月16日(日) Birdsboro, PA
こうなると完全に外岩クライミング症候群に冒されてしまう。

「家であそこのムーブ、違う方法思いついたから試したい病」
「前回触れなかった隣のルートもやってみたい病」
「あと何回か通えば登れるかも病」
「今日はコンディション良さそうだから登らないともったいない病」

と複数の症状が一気にでてしまい、二日連続でBirdsboro。
相方のグレッグは「今日はLazy。朝起きて決めるけど行かないかも。」とか言いだすので、「今日来たらきっとOpposing Gravity登れるよ。行こうよ行こうよー」と強引に説得。
岩場でグレッグが誰かにあった時、
「アレ?今日も来てるんだね。」と言われ、
「She forced me to come here(Y花に無理やり来させられたー)」とか返事しておった。
すっかり「Oba-chan」という単語をマスターしたグレッグ。
「Oba-chan forced me to come here. Oba-chan strength(おばちゃんに無理やり来させられた、オバチャンパワー)」みたいなことを言っていたが、今日、Opposing Gravity 5.13B~Cを1テン、しかももしかしたら完登するかも!?というところまでもちこむことができ、ご機嫌だった。

私は、、、、このルートは一個どうしてもクリップできない箇所があり、ほとんどの人がクリップしていないので、私も飛ばすことにしたら、見事にその上部で落ちて大フォール。すると、動きがガッチガチに硬くなって、全く登れなくなった。ついでに前日の筋肉痛も酷い。
もう今日は諦めようかなーと思っていたが、グレッグに絶対やれ!と言われて渋々トライすると、一回目のボロボロがなんだったのかと思うくらい繋がってきて、2テンで抜けることができた。
「G forced me to try it (グレッグに登らされた)」って思ったけど、無理やりでもやったほうが良いことは多々あるな、と思った。

そのあとは、「前回触れなかった隣のルートもやってみたい病」を解消するために、となりのルート、Welcome to the Bird (5.12C)。出だしがV5-6くらいのボルダ―で、それができたら後は楽勝らしい。核心だけ練習して本日終了。
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またトライしなきゃ―。
「来週またBirdsboro行く人いる?」って聞いてまわるのでした。

 

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